シオン表情50題 >>41-50
絵・颯城/文・天羽
41.不安

42.自慢げ

43.睨む

44.不満

45.きょとん

46.告白

「愛してるよ、シルフィス」
 さらりと、心臓の奥にまで届きそうな声で囁かれた。
 照れも、気負いもなく、真っ直ぐな言葉だった。
 それに、泣きたくなるほど感情が揺さぶられる。なんだか、ずるい。こんなにもすべて、簡単にさらってゆくシオンが。
 私だって、あなたが好きだ。大切なんだ。目の前にいると、口にだせないけれど。
 そんな風に、穏やかに笑いながら、当然のことのように言ってしまえるシオンはずるい。
 それ以上のなにも、その真摯さに敵うほどのなにも、言の葉で伝えられる自信はなかったから、むくれた顔で唇を重ねた。
47.照れ隠し

48.呆れ

49.見つかった

50.チャンス

→お題提供「50 expressions